野性の世界2008/09/10 22:23

陽の当たるところは、汗をかくほどの暑い日。

ハナちゃんが激しくほえる。

何事かと思いきや、アカヤマ〔ヘビ)をしとめて、家人を呼んでいたのだ。

飼い主に見せたかったのだろう。そこにいたのは、たいくつな飼い犬ハナちゃんではない。野性の狩人だった。

日も暮れた夕方、山道にさしかかる。ピカリと茂みの中で妖しく光るのは、野獣の目。

車のライトの中に浮かび上がったものは、狸のような風貌に鼻筋が白く通っている。ハクビシンだった。

これから畑へご出勤か・・とぞくりとする。

家にもどり、晩御飯を食べながら、じっちゃんが近所で仕入れた話を披露。

「ついに猪がここまできたぞ~。八っあんのとうきびもめちゃめちゃにされたうえに、山の上の養鶏所の、番犬までやられちまったらしいな」

ひえ~!おかる、野性の世界にぶるぶるです。

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