たんがらの木とうしごろしの木2007/03/05 20:15

写真中央の白い切り口の見える丸太が、「うしごろしの木」。

なんともすごい名前だが、これで牛を殺そうというのではない。

固く粘りの強い木で、割れにくいために、斧の柄に好んで使われる。別名、カマツカ。バラ科の木で、可憐な白い花を咲かせる。

名前の由来は、昔、カマツカの枝を牛の鼻に通し、鼻輪を作ったところによるらしい。「鼻冠あるいは鼻輪」は、牛の急所でもある。鼻冠にぐっと力をこめてねじ伏せれば、牛はぐうの音も出ない。

それにしても、迫力のある名前だ。

もう1つ、めずらしい木の名前も教えてもらった。(写真にはありません・・)

「たんがらの木」。このあたりでは、物を背負うことを「たがく」と言う。たがくためのかごを編んだ木が、「たんがらの木」だ。

じっちゃんの話では、どこぞに「たんがら森」という森があるそうだ。ちょうど、背負いかごを逆さに伏せた形に似ているので、その名前がついたそうな。

ふと、宮沢賢治の「ざる森、狼の森、盗人森」のお話しを思い出した。

山の中にも、豊かな言葉が転がっている。