墓参2010/09/23 15:57


昨晩から降り始めた雨が、本降りになった今日は、墓参の日。
山の中は、道が小川状態。高湿度と低温で、吐く息が白い形になる。
雨の中、実家の墓参にも行った。
よもやま話をするうち、おとやんから、敬老会からもらったというバスタオルを見せられた。
「長生きのご褒美はもういらない。金がないのに、こんなとこに使わせて、しのびないよ」と、おとやんは言う。
「すでに神様から、長生きというご褒美をもらっているのだから」
なるほどなあ。
でも、最高気温が14度という今日、もらったバスタオルをひざ掛けにしたら、暖かくて重宝した。
「やっぱり、もらってよかったんじゃないの?」
無欲の境地からほど遠いおかるにとっては、まだまだ形あるものがうれしいのであった・・。

はやぶさの大冒険2010/09/24 08:34


わが市にやってきたカプセルは見れなかったが、本だけは読んだ。
「はやぶさが小惑星をピタリととらえるのは、東京から2万キロ離れたブラジルのサンパウロの空をとんでいる体長5ミリの虫に、弾丸を命中させるようなもの」・・・本当にすごいことなのだ!
小惑星には、炭素が主体のCタイプ、石英質が主体のSタイプ、鉄やニッケルのMタイプがあり、はやぶさはSタイプであった。
地球を利用して方向転換と加速も行う「スイングハイ」という航行。
イオンエンジン、中和器による画期的生還。
科学者の英知が結集するスタッフは、最後には中和神社のお札を飾ったという、神頼みがほほえましい。
日本人独自の視点が、意外なところにも使われていた。
イトカワに着陸する際、地面に落とすマーカーには、引力の小さい地面からの跳ね返りを防ぐためにお手玉の原理が使われた。
帰還したカプセルのふたを、上空から探査する訓練には、赤外線を出す湯たんぽも使われた。
一時は交信も途絶え、宇宙をさまよったはやぶさ・・・・。
おかるの頭も、専門的な記述になんどか意識を失いながら、無事最後には、はやぶさとともに地球に生還した!

スタッフ.ベンダ.ビリリ2010/09/24 21:30

土曜に隣町で、スタッフ・ベンダ・ビリリのコンサートがある。
残念ながら、別件が重なったため、前夜交流会に行った。
ベンダ・ビリリとは、アフリカでも最貧国といわれる、コンゴのキンシャサで生まれたバンドだ。
ポリオ予防接種も福祉も満足にもない国で、肢体不自由の体で音楽を奏で、ダンスまで踊る。
ストリートチルドレンに音楽を仕込み、自らのバンドで育ててもいる。
彼らの活動は今年のカンヌ映画祭でドキュメンタリー映画として上映され、世界的に反響を呼んだ。
交流会では、曲のお披露目は1曲だけ。でも、体の中からわいてくる音楽に、こちらも体が動いてくる。
メンバーと、通訳(フランス語)を通してお話もできた。

空き缶にギターの弦を張った手作りの楽器。
これで、おおよその音階を作り出してしまう。(弾かせてもらった)
「ベンダ・ビリリ」とは「外見をはぎ取れ・精神の内面を見よ」という意味だ。
「俺たちはやる」「人間に再起不可能なんてことは絶対にない」
超前向きなメッセージソングを、彼ら自身が体現している。
リーダーのパパ、リッキーの、暖かい笑顔が印象に残った。

中嶋彰子ソプラノコンサート2010/09/25 20:13


知り合いに、クラッシックのコンサートチケットをもらった。
稲刈りにもならなかったので、行ってまいりました。
ウイーンで活躍の中嶋彰子さんのソプラノコンサート。
美貌と才能にあふれた、きらめく宝石のよう!
前夜のベンダ・ビリリと、また別な世界である。
おかる、しばし考えました・・・。
両者を同じに論じることはできない。
しかし、音楽というところでは同じなのである。
神様からのギフト(才能と恵まれた環境)を、たゆまぬ努力で磨き上げ、熾烈な競争を勝ち抜いてきた中嶋さん。
コンゴの路上から、音楽で世界のひのき舞台へ飛び出していったベン・ダビリリ。
音楽性や技術の素晴らしさももちろんだが、おかるの場合は、結局は音楽を通して、「人間」を見て、感じているのかもしれない。

稲刈り再開2010/09/26 17:51


やっと稲刈り再開。秋晴れがうれしい。

モミタンクの窓から見えた、青い空。
明日から、また雨になるという。天気は、農民の思う通りにはならない。毎年、そんなことの繰り返しだ。
とりあえず、ひとめぼれは刈入れた。
やっと半分まで来ました。

再び雨2010/09/27 16:20


雨でまた稲刈りは休み・・・。
ハウスの中で作ってきた花をなんとかしようと、ドライフラワーにしてブーケを作った。
ちょこちょこと用足しに行ったり、そんなことで暮れて行った一日。

マイタケ2010/09/28 17:02


今日も無情の雨が降る・・。
稲刈りできず…。
そうべえは、牛飼い青年のO君と牛舎の清掃仕事を進める。
O君の家は、隣市のこれまた山の中。
鉄砲撃ち(猟師)のおじさんがとったという、山の宝、「まいたけ」を持参してくれた。
クマ、イノシシ、サルを仕留めたという、おじさんの武勇伝も聞いた。
箱を開けると、何ともすばらしくよい香り~!
お吸い物と炊き込みご飯にいたします。