季節風108号2011/10/18 13:35

昨日手元に届いた、季節風108号。
この所体調が芳しくなく、今日は陽だまりの中でゆっくりと本を読みました。
敦子さんの詩:やさしくない 姉妹間の微妙な心のせめぎあいが描かれていて、鋭い目でかつ暖かく子どもの心をとらえていることに、ハッと気づかされました。
詩人の感性は凄いです。
おおぎやなぎさんの疱瘡神は、さすがの達者な筆運びで、こちらも姉妹間のせめぎ合いが描かれています。
おおぎやなぎさの文章は、本当にうまいなあ~と、うらやましくなるほど。
興味深く読んだのは、後藤先生の言葉を振り返る、紅玉忌レポ。
今本さん:「人をつなぐものは、恐怖の支配や暴力ではなく、もちろん上からのきょうせいやきまりでもなく、唯一民衆の中から生まれた豊かな文化である」
横澤さん:「児童文学は、正義とか友情とか人情とかを、堂々と正面から語れるジャンルでしょう」
そして、まるでそれ自体が文学作品のような、投稿作品評と編集後記も、じっくりと読みました。
佐野さん:書くことにもっと恐れ(畏れ)を持ってほしい。恐れ(畏れ)をもってもなお、書かずにいられないその気持ちが、書き手に一番大切な<覚悟>を生むのではないか・・。
大会作品は、あえて今回の震災を書きました。
果たして、自分にその覚悟があったのか・・、ずしりと重い言葉でした。

コメント

_ おおぎ ― 2011/10/18 21:07

どじょう様

 うれしいお言葉、ありがとうございます。ちょうどコメントをしようと思っていました。

 今日「家の光」が、回覧でまわってきて、ぱらっと見たらどじょうさんが! 「わあ、これ、友だちなのー」と義父に見せ、1ページだけ読んで、あとでゆっくりと置いておいたのです。ところがさっきどこをさがしても見あたらず、きいたら「次に持ってったよ」と……。なぜ! 何日もおいていることもあるくせにっ。
 でも写真はしっかり全部見ました。すごくステキでした。トーンがよかった。お二人の後ろ姿、よかったー。そうべえさんが、ステキだった。どじょうさんの横顔も、やさしそう。いや、内容からしたらはしゃいでいられるものではないのですが。
 (家の光は、購読してくださいということでの回覧なのですがね。)

 うちもお願いしていた稲刈りも終わり、いよいよ冬支度です。
 もうすぐお会いできますね。嬉しいなー。どじょうさんの作品、読みたいです。

_ どじょう ― 2011/10/19 08:04

>おおぎさま 「家の光」がおおぎさまの目にも!カメラマンが、私の描いた文を、写真で語ってくれました。まだまだ苦しいことだらけですが、分科会でお会いできるのを楽しみにしています。震災以来たくさん励ましていただいたおおぎさまに会ったら、胸いっぱいになりそうです~!

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