エンデバー、聞こえますか?2008/03/15 23:29

暖い日。

外を歩いていると、春風に乗って、花の香りがふわっとおかるの顔を打つ。

どこぞに花畑でもあったかしらん?あたりを見回せば・・・

畑も土手も、一面オオイヌノフグリが満開だった。

春の香りにうれしくなるも、気がかりは息子の様子。

病室に着くと、地獄の一夜をなんとか乗り越え、わずかながら声も出せるようになっていた。

痛みの海を漂いながら、朦朧と見ていたテレビは、エンデバー「きぼう」のニュースだったそうだ。

<宇宙に飛ぶ技術があるなら、この痛みをナントカしてくれよ・・>と、宇宙に向かって交信していたとか!?

・・・・・・エンデバー、エンデバー、聞こえますか?

この青い地球では、一人の青年がベッドの上で涙をこぼしていました。

そしてまた、田舎の片隅では、オオイヌノフグリが、春の香りを放っているのですよ・・・・・