幸せになる準備2011/12/17 17:05

たまたま「3.11後の世界の心の守り方」小池龍之介著を読む機会がありました。
仏教も、哲学とカウンセリングの世界なんですね。
強く印象に残ったのは、「東北の人たちというのは、日本の中でも、東北に残ろうとしている人たちです」という一文でした。
「快感を最大化にしたいという人は、東北には残らなかったでしょう・・・この現実と直接向かい合っていこうとする生き方といってもいいかもしれません」と続いています。
なるほどなあ・・と思いました。
住む場所は東北に限らないと思いますが、条件の厳しい地方で暮らす人間には、現実と向き合おうとする底力があるのかもしれません。
次に印象に残ったのは、「常にごちそうを食べていると、かえって幸せから遠ざかってしまう。時々、快楽をオフにする必要がある」といった文章です。
きょうのお昼は、ほうれん草のおひたし、漬物、卵焼き、さんまの缶詰のシンプルなごはん。
さびしそうな顔のそうべえに、小池さんのありがたいお話聞かせると、「おれはいつでも、幸せになる準備はできている」とにやり。
よかったねえ。