涙のわけ2008/12/25 22:35

牛だって、泣くんです・・。

おかるの目の前で、牛の目から涙がぽろぽろこぼれていく。

この牛は、初産の上にパドックの中での早産になってしまい、落ち着いた出産が出来なかった。

いまだ母牛としての本能に、スイッチが入らないのだ。

しかたなく、ロープでつないで、哺乳の手伝いをする。

乳を飲ませることで、母牛と子牛の関係を結びつける作業だ。

あわれ、新米母牛は、ぽろぽろと涙をこぼす。

「なんで泣くのや?」と、おかるはふびんである。

「不安なんだろうよ」・・・そうべえの言うには、牛は不安や恐れを感じるときに、涙をこぼすという。

しばし、子牛が乳を飲むうちに、母牛は落ち着いてきた様子。

子牛に鼻を近づけ、面倒を見るようになった。スイッチが入り、母牛としてのプログラムがかたかたと動き出したのだ。

本能って・・、なんかすごいな・・。

コメント

_ がまりん ― 2008/12/26 09:57

牛が泣くのをみたことがあります。
難産で苦しむ牛でしたが、おおつぶの涙がぽろぽろとこぼれていました。

>「不安なんだろうよ」・・・そうべえの言うには、牛は不安や恐れを感じるときに、涙をこぼすという。

そうなんですねぇ・・・

飼い主である下宿のおばさんが、人間の妊婦さんに話すように、声をかけていたのを思い出しました。

「きばいやいよ、赤牛もきばっとっとやっど」

がんばりなさいね、赤ちゃん牛も頑張っているのだから」の意味です。

何だか異国の言葉みたい?・・・だぁ。

どじょうさん、メールすっ飛んでしまったみたいです(--)

_ どじょう ― 2008/12/26 14:04

>がまさん 特に難産のときは、声かけたくなりますよね。メール、再チャレンジしてみます。

_ 齋藤 ― 2008/12/28 16:55

なんか童話が出来そうなお話ですね。

どじょうさんの感性はすごい!

あぐりっとは年末ぎりぎりまで営業するんですか?

_ 齋藤 ― 2008/12/28 16:58

あぐりっとは30日までと書いてあるのを見落としました。

_ どじょう ― 2008/12/28 18:03

>齋藤様  まさに、命とDNAの物語ですね~!あぐりとは、30日の午前中までです。連日、にぎわっています!是非遊びにいらしてくださいね!!どじょうも、御餅の売り子しているかもしれません。

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