春と修羅2011/11/23 19:27

NHK「賢治の音楽会」に触発されて、詩集を取り出しました。
ふと「春と修羅」が心に落ちてきました。
今年は、桜の薄紅も稲穂の黄金も、どこかゆがみ青ざめて見えたのは、目もくらむような怒りのせいだったのかと、自分の心象風景が重なって見えたのです。
学生時代に、岩手山のふもとで詩集を開いたものの、理解にほど遠かったのに、その時々によって、同じ詩がちがって感じられます。
震災発生時には、心がひりひりとして、受け入れることができなかった「雨ニモマケズ」・・。
今の自分もまだ、「雨ニモマケズ」には、とても到達できない・・そうも思いました。

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