あけび屋敷2008/10/15 22:09

ただ今我が家は、あけび「屋敷。

そうべえが山から苗を取ってきて作った、あけび棚にもわんさか。

紫色の美しい苗を購入して、えごの木にはわせたものが、写真の実。

ほかに、自然発生したあけびがぞろぞろ。

あけびを食べては、ぺぺぺ!と外に種を出す。すると、そこからまたぞろあけびが生育する。

かくして、我が家はあけび屋敷です。

寛子さん、おめでとう!2008/10/16 17:36

仙台にお住まいのお友達、寛子さんのデビュー作が届いた。

ポプラズッコケ文学賞の優秀賞に輝いた作品。

毎日小さな童話賞で3回入賞、福島賞入賞などの、輝かしい入賞暦は、寛子さんの実力十分であることを証明済み。

満を持してデビューとなった。

東北オフ会で2度お会いしたが、合評会での指摘も、実に的確だった。

今回の作品は、関西弁の底抜けに楽しく、ほろりとさせられるお話。

これからどんどん、作品が世に出ることでしょう!

寛子さん、本当におめでとうございます!

わたしたちの赤ちゃん2008/10/16 20:30

おかるとそうべえのもとに、赤ん坊が2匹やってた。

子牛で~す。おまちがいなく!

オスと雌、1頭ずつ。

乳牛に受精卵移植で生ませた、和牛の子牛だ。

朝と夜の2回、哺乳する。

子牛におっぱいなんて、かわいい~!楽しそう~!・・・って、そう思います?

生きるということは、切実なものでござる。

子牛も、必死の形相でミルクを飲む。

乳の出が悪いと、ぐんぐんと、哺乳瓶をつきあげる。

体重が100キロ以上の母牛ならともかく、おかるもそうべえも、メタボとはいえ50~60キロ。

子牛に突き上げられれば、思わずよろけてしまう。

こちらも、必死の哺乳である!

男の子女の子2008/10/17 20:40

二人係で、子牛の哺乳をしているが、そうべえが男の子、おかるが女の子を担当している。

男の子の方が、若干体も大きく、飲む量も多い。

ところが、牛にも気性というものがあって、男の子はのんびり屋さん。女の子は負けん気で激しい。

女の子が先に飲みえたとすると、すさまじい勢いで男の子のミルクを奪取にかかる。

それゆえ、空の哺乳瓶をしばらくくわえさせてやるのだが、その間がんがんと哺乳瓶をつきあげるので、おかるもたじたじである。

それぞれの牛の性格の違いを見ていると、行動が正直なだけに、身につまされます・・・!

祭りの後の田んぼ2008/10/18 22:43

市内の田んぼは、ほとんど稲刈りが終わった。

藁を広げて乾燥している所。

早くも耕運してしまった所。

わずかに残っている稲は、もち米である。(もち米の収穫が一番遅い)

田植えから始まって、緑の絨毯のような田、黄金の波つ田、そして、お祭りのような稲刈り。

宴の後は、空っぽになった田の上を、風が吹きぬけていく。

すっかり見通しの良くなった田んぼでは、サギたちが蛙や小魚をついばみにやってくる。

殺風景になった景色の中にも、いまだ多くの命がうごめいている。

2008/10/19 20:53

田んぼに立ち上る白い煙。

藁の燃えるいぶ臭いにおいが、風に乗って鼻をくすぐる。

藁を使わない農家は、稲刈りの際に藁を細かく裁断して、田んぼに散らしてしまう。

そのまま田にすきこむこともあるが、丁寧に集めて燃やしてしまう農家もいる。

藁焼の煙は、秋の深まりを感じさせてくれる。

くん炭作り2008/10/20 23:12

田んぼにお灸でもすえたような、不思議なこんもりと煙。

写真では見えないが、中に仕込んであるのは、籾殻を炭にする道具だ。

農協でも「くん炭器」という名前でちゃんと売っている。

傘に煙突をくっつけたような、金属製の道具で、傘の上に籾殻を乗せて燃やすと、炭が焼きあがる。

この田んぼの持ち主は、稲もしっかり天日干し。

こうして手間をかけ、モミもしっかり炭に焼く。

今は何もかも機械化で一気に仕事を終わらせてしまうが、こんな風景を見ると、ほっとするのは身勝手というものかな?